同定鑑別コースでは、血液の鑑定を次の方法で調べます。 |
目視確認 |
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混入状況を詳しく観察し、商品の中に混入・埋入していたかどうか、表面に付着しているものなのかを確認します。 |
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実体顕微鏡による観察 |
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実体顕微鏡で拡大して異物の細かい特徴を観察します。 |
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光学顕微鏡による透過観察 |
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光学顕微鏡で透過観察すると、次の特徴が認められます。 |
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血液であれば赤血球が観察されることがあります。 |
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血液以外の色素(ペンキなど)では透過性が認められないという特徴を得ることができます。 |
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トマトなどの赤い植物由来の色素では、カロテンに由来する黄色の顆粒や植物細胞壁の破片が観察されます。
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カタラーゼ試験 |
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カタラーゼ試薬を滴下し、気泡の発生を確認します。 |
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もし血液であれば・・・気泡が勢い良く発生します。 |
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もし血液以外の色素であれば・・・気泡は発生しません。
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ルミノール試験 |
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ルミノール試薬を滴下し、血痕かどうかを調べます。 |
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もし血液であれば・・・暗闇の中で青白く光ります。ブラックライトを当てて確認する場合もあります。 |
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もし血液以外の色素であれば・・・青白く光りません。
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