同定鑑別コースでは、繊維の種類を次の方法で調べます。 |
目視確認 |
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混入状況を詳しく観察し、商品の中に混入・埋入していたかどうか、表面に付着しているものなのかを確認します。 |
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実体顕微鏡による観察 |
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実体顕微鏡で拡大して異物の細かい特徴を観察します。 |
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先端・末端・断面の形状を詳細に観察します。 |
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一部が熱で溶けていないか、付着物はないか、などを調べます。
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光学顕微鏡による透過観察 |
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光学顕微鏡で透過観察して、繊維の特徴を調査します。 |
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表面の特徴や断面形状を観察します。 |
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混合繊維(ポリエステル70%、綿30%など)かどうかを推測します。
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燃焼試験 |
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直火で燃焼すると、次の特徴が認められます。 |
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毛 ・・・勢い良く縮まって黒く炭化し、燃焼時に強いケラチン臭が感じられます。 |
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合成繊維 ・・・繊維の種類によって燃え方や燃焼後の形状が異なり、大まかな繊維の区別が可能となります。 |
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植物繊維 ・・・パッと燃えて灰になります。
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燃焼試験は検体そのものを紛失してしまうことになりかねないので、観察後でも区別が付かなかった検体に対して行います。お客様ご自身で燃焼試験を行う際には、十分ご注意なさってください。
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試薬試験 |
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多種類の試薬を用いて、溶解試験および染色試験を行います。 |
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繊維の種類によって、試薬溶解性が異なることを利用しています。 |
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繊維の種類によって、染色性が異なることを利用しています。
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同定鑑別 |
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すべての試験結果を総合的に判断して、繊維種の推定を行います。
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